自然素材住宅のメリット
さまざまな自然素材についてのメリット・デメリットです。
無垢のフローリング
無垢のフローリングは素足で歩くと独特のやわらかい肌ざわりや温もりがあります。木の種類によってやわらかさは 違いますが、とても良い感触で気持ちが良いです。 また、湿調性に優れていて室内の湿度の変化に合わせて、湿気を吸ったり、吐出したりしてくれます。 そのため乾燥期になるとフローリング自体が乾燥して、 隙間があきます。 傷や汚れは、表面を削ることで解消しますが、一般のフローリングは樹脂材などで穴埋めをしてさらに色付けをします。 貼り合せていないので、余分な接着剤が使われていません。 また、化学物質の吸着、分解作用があるのでシック対策にも有効です。
和紙
室内のアクセントにとても有効です。 押入れや収納の建具、床の間、ニッチなどの壁の一部に貼るととっても個性的な空間に仕上がります。 色柄も豊富で、和紙独特の風合いの物がたくさんあり、素材感が抜群です。 貼るのに手間がかかるため、クロスより割高です。あくまでもアクセント程度にすることをお勧めします。 建具に貼る場合、建具自体に反りが発生します。使用場所、面積などに注意が必要です。
自然素材住宅の注意点
梁と壁のすき
桧の梁が乾燥したために、壁(漆喰)との間に隙間が出来ました。 梁の断面積が大きいほどすき間は大きくなる傾向にあります。 梁自体も乾燥によるわれを起こしていますが、構造耐力上の問題はありません。
無垢材、木の乾燥
杉の床板です。 乾燥してすスキが出きています。 無垢材は適度に乾燥をさせてから使用しますが、それでも冬の乾燥期はすき間が大きくなります。 しかし、あまり極端に乾燥させた材料を使用すると梅雨時に板同士が押し合い膨れることがあります。
部位ごとに価格を比べてみました。
いろいろな方から新築工事の工事費についての問い合わせを受けるとき、一坪当たりの工事費、いわゆる坪単価を聞かれます。
工事会社を選ぶとき様々な物差しがあるなか、特に気になるのがこの坪単価だと思います。 延べ床面積、敷地の条件、使用する材料 などなど。 面積、敷地はさておき、使用する材料の価格の違いをわかり易い部分をピックアップして見ました。
材木: 桧の柱 ¥3500/本 集成材の柱 ¥2800/本 (105×105×3000)
屋根: 瓦 ¥6000/㎡ コロニアル ¥4000/㎡
内壁: 漆喰(左官) ¥3500/㎡ クロス(一般品) ¥1000/㎡ 等
そのほか、キッチンや浴室、水周り用品はサイズ&グレードによってもかなりの価格差が出ます。 さらに、自由に間取りを作る注文住宅では、部屋の配置や、建物の外観の違いが価格にはね返ってくることもあります。